I様との打ち合わせ

A社のOさんよりご紹介いただき、I様のご商談に参加させていただきました。

今お住まいの近くで土地をお探しとのこと。
このエリアは15年くらい前から駅を中心に区画整理が始まり、あっという間に
街並みが完成された人気のエリアです。
物件が中々でないエリアで営業のOさんも苦労されていました。

商談当日、物件を検索していましたら駅から徒歩4分の物件がありました。
私は在籍中、このエリアでかなりの区画数を販売し、住宅を建てていただいておりましたので、良さは充分理解してます。
場所もすぐわかり、商談準備に入ります。

ただ・・・価格もぴかぴかなんですよね😅 一応資料を持っていこう。

ご商談にはI様のご両親もご一緒されました。
恐る恐る物件のご紹介をいたします。 た・高いですよね・・・

お父様 「これだよこれ!これにしよう」
私 「いやいや、結構しますよ」
ご子息様 「大丈夫かな・・・」
お父様 「足りない分は援助する!」  かっこよすぎです🤣
私 「それなら安心笑 でもそんな簡単決めちゃって大丈夫ですか?」

聞けば、私がご案内した場所あたりの空き地をご覧になられいて、ここら辺で
売りにでないかなぁとお話しされていたとのこと。

それであれば私もなおさら安心です。

話はとんとんと進み、物件の購入お申込みをいただきます。
販売元に状況確認をし一安心。
ご家族皆様、笑顔が絶えません。営業のOさん、私もにこにこです。

お別れして数10分。販売元の業者様から「本当に申し訳ございません。少し前に購入申込書がFAXされてました」と。
いやいや、それは無いでしょ。と対抗いたします。
その前にお客様への連絡だ! すぐお戻りいただき状況をご説明いたします。

当然、先ほどの笑顔はなくなり、お叱りをうけます。
ただ、お申込みいただく際、お客様の目の前で物件の状況確認をし、お申込みをしている以上、他に手立てはございません。
お父様もそれを充分ご理解いただいてますが、怒りの納め先がありません。

販売元の業者様に再度お電話いたします。
起きてしまったことは事実として、リカバリー策を考えましょうと。
幸い、販売元の業者様から別の地主様のお土地をご紹介いただくことができました。
最初のお土地の数件隣です。
I様ご家族のご了承を得て、別のお土地での購入交渉を始めます。

今回も勉強になりました。
①ここら辺で住みたいなぁ。と思われていて、願いが叶って購入できた方は
 ほとんどいらっしゃいません。感覚ですが1、2割の方々ではないでしょうか。
 当然、願いと現実の乖離がある場合や、そもそも販売されることが無い場合が
 ほとんどです。
 I様は、物件に出会えたことはラッキーだったかもしれませんが、そこでご判断
 することができたことが、チャンスを掴むことができる方なんだと思います。

②以前にも、ブログでお話ししましたが、不動産あるあるです。
 申込みが被るときはほんの数分でも被るということです。不動産は難しい。。

③起きてしまった問題に対し、お客様、先方不動産業者様、当社が同じ方向をむいて
 対処することができたことにより、最善策が生まれたと思います。
 I様も怒りは数分で納めていただき前向きに、先方業者様は早々に別の案をお出しいただきました。 ん?私・・・調整役に徹しておりました🤭

I様の、建物ご担当Oさんへの信頼は厚く、打ち合わせも順調のようです。
先方業者様のご尽力により売主様との調整もつき今週末、ご契約の運びとなりました。

新米不動産屋にご依頼いただけたことに深く感謝いたします。
I様のお住まい造りに少しでも貢献できますよう努めてまいります。