『中古』?『新築?』

古巣の営業Sさんよりご紹介いただいたS様F様。

Y市でお土地を探されてましたが、気になる物件がひとつ出てきました。
そこで初対面です。
早速、S様より『私は物件も人も直感で決めるのよ!』と先制パンチ👊👊

駅からも歩けて角地で日当たりも良さそうですが、築29年の建物が建っています。
築年数なりに、そこそこ修復が必要に思われます。

S様「ここに決めた。岩城さん、話進めて」
と、という事は物件も人もOKなんですか😶‍🌫️😶‍🌫️😶‍🌫️

住宅メーカーからご紹介いただいたお客様ですので、当然新築をお考えにならてています。
ただ、S様は「ここだったら予算が合えば新築するし、難しかったらリフォームしてこのまま住むわ」と。
凄いな。と思いました。
お住まい造りの順位がはっきりされています。
まず、どこに住むかが1番で大事に考えれており、住まい方は応じて決めていく。
順位はご家族それぞれですが、考えを明確にされています。

ただ、やはりリフォームの金額も心配されています。
私が見る限り、水回りは全て。床・天井等も直さなくてはいけなそうなので、きちんとすると1,000万円は超えそうです。

よく、中古が良いですか?新築にしたほうがよいですか?のご相談を受けます。
これも結局、正解はないのですが・・・

ひとつの指標としては、ご自身の想定寿命から考えるしかありません。
仮に30歳の方がお探しになられていて、築20年の中古物件を検討するとします。
水回りのリフォームをしてお住まいになられたとして、おおよそ50歳くらいで
またリフォームが必要となります。
最初の購入物件の住宅ローンを返しながら、50歳でリフォーム費用を捻出することは決して簡単ではありません。
40歳、50歳くらいの方が、1回のリフォームで生涯お住まいになられることが出来そうだったら中古はありですね。
それと、どうしてもその場所にお住まいになられたい方は、順位が「場所」なので中古の選択です。

今の建築技術ですと、50年・60年は平気にもちます。
新築の場合は住宅ローンも長期で組むことが可能となり、3,000万円を20年で借りた返済金額と5,000万円を35年で借りた返済金額の差は7,000円くらいとなります。

当然、初期の総額は大きくなってしまいますが、長い目でみると『可能』だったら新築をお選びされることをお薦めいたします。

古巣のSさんも頑張った提案をし、S様F様もひと踏ん張りの決意をされ、先日、無事地鎮祭が取り行われました。大変おめでとうございます!

どんな質問やお話しに対しても、イエス・ノーをはっきりおっしゃっていただいたうえ、いつも笑いながらお話しされており、非常に気持ちの良いお取引きをさせていただきました。
素敵なご新居の完成を心より願っております🤗